働く魅力

CROSS TALK.4

2025.05

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Mさん

武生看護専門学校
3年

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Yさん

公立若狭高等看護学院
3年

CROSS TALK.4

Q1

一度は社会人になりながら、看護学校に入学して看護師を目指そうとしたきっかけは何ですか?

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Mさん

学校を卒業してから3年間、産婦人科のクリニックで医療事務の仕事をしていて、初めて看護師さんの仕事を目の前にしました。その時「看護師さんの姿がとても素敵に見えて、自分も何か人の支えになれる仕事をしたい」と思って、地元で最も近くの看護専門学校に入学しました。
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Yさん

大学卒業後にコールセンターに勤務していて、困った人へのサポートをするという仕事にそれなりにやりがいを感じていたのですが、30歳を前にしたころに、「自分も何か自立したい」という思いが沸き上がりました。
自分の母親は看護師(助産師)をしていることもあって、かなり大変な姿を見てきたのですが、看護師という仕事は身近で人を支える仕事が出来るし、患者さんに寄り添うことの出来る職業であることを改めて思い起しました。

Q2

看護学校に入学して、今までの環境から一変したと思いますが、どうでしたか?

対談風景
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Mさん

クリニック勤務の時は通勤の交通渋滞などで悩まされていたので、市外の学校よりも近くの学校を選びました。今は学校が至近距離なので、とても楽です。試験の時はどのような勉強をしていいのか全くわからなかったのですが、看護師になるための考え方や思いを全部書いて、面接などに臨みました。合格できたのがとても不思議でしたね。
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Yさん

福井市に住みながら、遠く離れた小浜市の専門学校を選んだのは、「専門実践教育訓練給付金」(厚生労働省)の制度を受けられる学校だったからです。
私自身は小学5年生(10歳)の長男を抱えるシングルマザーなので、そのような助成金を受けることが出来て、とてもありがたかったです。今は学校近くに入寮して、週末だけは福井の自宅へ帰るという学生生活です。子どもの世話は母親にお願いしていて、家族の支えにも感謝しています。

Q3

学校ではどのような学生生活を送っているのですか?

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Mさん

1年生の時は解剖とか病理のことの勉強ばかりで、とても苦手でした。それでも、時々のグループワークではお互いのコミュニケーションの取り方とか、手術術式をまとめてプレゼンテーションをしたりして、クラスのみんなが仲良くなって、とても充実した学校生活です。 今春、3年生になって、病院での実習が3クール目に入ったところです。実習はとても楽しくてやりがいがあるのですが、記録を書いたり、予習復習の勉強をしたりして、3日間くらい寝不足が続くと、体力的にも辛いこともありますね。
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Yさん

自分自身が興味のあることにのめり込むタイプなので、どの科目も難しくて、辛いことが多いのですが、学んだことが実習で生かされると、とても嬉しい気分になります。 一番印象に残っているのは、学校祭で「お化け屋敷」や「ポニョの出し物」をやって、地域の人たちを呼んで喜んでもらったということです。自分の年齢でこのような学校祭をやるとは思っていなかったので、クラスメイトの仲も深まって、貴重な体験でした。

Q4

勉強で一番大変だったことは、どのようなときですか?

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Yさん

解剖や病理の座学が苦手で、これまで全く聞いたこともなく、想像もつかない言葉が出てきて、頭の中での整理がとても難しかったです。でも勉強したことが実際の患者さんを前にした実習で初めて理解できた時は、とても充実した気分になりました。
この座学の勉強は試験にも出題されて、その試験に合格しないと、次の実習にも行けないので、必死でしたね。
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Mさん

暗記は得意な方ですけれど、やはり座学は苦手で、実習現場での「実践」の方が楽しいですね。
いろいろな患者さんがいて、その患者さんの性格や大事にしている価値観、生活履歴など様々なことを感じ取って、その人が求めている看護の関わり方を工夫していくことで、患者さんが心を開いてくれるのを実感出来ると、とても嬉しいです。

Q5

どのような看護師になりたいと思っていますか?

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Yさん

将来、助産師になりたいと思っていて、もう1年、別の学校へ行って、国家資格の助産師を目指します。同じ助産師の母親を見ていて、自分にも「母性」に関する興味があって、母親と赤ちゃんの関わりだけでなく、産後に周囲の家族や地域に暮らす人たちも含めて、身体的かつ精神的に総合的なサポートをしていくことが大切で、そんな助産師さんの仕事にやりがいを感じています。
最近の「男性育休」ということもどんどん普及していってもらいたいです
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Mさん

自分自身が、どの分野へ行きたいのか決めかねているのですが、どのような患者さんにも不安が付き物なので、そのような患者さんの気持ちに寄り添える看護師になりたいと思っています。単純にコミュケーションがうまい看護師というのでは、患者さんの満足が得られないと思いますので、豊富な知識を身につけて、看護師としての全体的なことをこなせるようになりたいと思っています。

Q6

これから看護学校を目指す人へ何かメッセージはありませんか?

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Mさん

うちの学校はすぐ目の前が公園で、広い芝生広場やアリーナの体育館があって、とても環境に恵まれています。授業中に時折、広場にドクターヘリが発着しますよ。 ドクターや看護師さんも厳しいけれど、私たちひとりひとりに合わせて、ほめてくれて、とても優しく、安心して勉強が出来ています。
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Yさん

小浜市の学校は遠いというイメージがあるのですが、入学してしまえば、学生寮もあるし、病院も近いので実習に行きやすい環境がそろっています。徒歩10分くらいで若狭湾の海があって、とても穏やかで、美味しい魚介類が豊富です。 学校には面白い先生たちも多くて、授業中は結構、笑っていることが多いです。クラスメイトは始めのうちなかなか打ち解けなくても、そのうち率先して仲間意識が芽生えてきて、もし何か間違った意見が出たとしても、「そんな意見もあったね」というように一緒になって考えてくれる、とてもいい雰囲気の学校だと思います。

Q7

勉強以外に自分の時間は何をしていますか?趣味や好きな言葉は?

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Mさん

結構、寝ることが好きなので、時間があれば寝ていますね。それから食べたいものがあると、すぐに買ってきたり、料理したりして、速攻で平らげてしまいます。趣味はクラシックの音楽鑑賞です。 好きな言葉は「日進月歩」。
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Yさん

長男が学童の野球チームに入ったので、今はもっぱらその野球観戦をしています。まだ試合に出るのは少ないのですが、つい最近はピッチャーをやらせてくれて、自分の持ち分だけは交代せずに投げ切ってくれました。 趣味はライブとアクションやホラーの映画鑑賞です。好きな言葉は「一期一会」。

一緒に福井県で
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