看護の本質を踏まえ、自らの資質向上を目指して学び続けるために必要な基礎的能力と、多様化する社会のニーズに応えるための専門的な看護力、実践力を修得します。様々な現場で、多職種連携によるチーム医療を行うための看護実践能力を発揮できるよう、効率的で充実した教育プログラムを編成しています。看護師免許に加えて、助産師や保健師免許を取得できる選択課程があります。
将来への多様な選択肢
看護師免許に加えて、保健師と助産師免許を取得できます(いずれも選択制)。保健師教育では、地域にとどまらずグローバルな視野を持った教育を行っています。将来は、行政保健師や産業保健師として県・市町村や企業に就職したり、国際保健活動に協力することもできます。さらに、本学の指定する科目を履修し、保健師免許を取得した場合は、卒業後に養護教諭二種免許を申請することができます。また本学科は、福井県内で最も伝統のある助産師養成機関であり、免許を取得した卒業生は福井県内外で活躍しています。
卒業までの支援体制
初年次から卒業までの間、学年主任をはじめとする多くの教員や、保健センター・学生総合相談室と連携して学業面や生活上の課題についてきめ細かくサポートする体制になっています。
学びの環境
福井大学医学図書館は24時間利用することができます。館内には287席の閲覧・学習スペースがあり、落ち着いた空間で自己学習を行うことができます。また、1年次から医学科との合同講義、3年次からは合同での実習を実施しています。さらに、医学部では、医学部附属病院での実習に参加する学生からの要望をもとに、学生用の自主学修スペース「Medical Learning Infinity Commons (通称MILC)」を令和5年4月に開設しました。MILCは、広々としたグループ学習室や個人用の学修スペース、看護学科学生用のラウンジが設けられています。看護学科用のラウンジは3室に間仕切り可能なほか、ロッカーも用意されているので、附属病院での実習の際、休憩や実習記録の作成をここで行うことができます。また、Active Learning Hub(グ ープ学修室)は、落ち着いた雰囲気のカウンター席があり、看護学科と医学科の学生が自由に交流したり学修したりできるようになっています。
グローバルな視点に立った国際交流プログラム
本学では国際的に活躍できる人材育成を目指しています。看護学科では国内外の保健・医療・福祉に関心を持ち、国際的視点に基づいて健康課題を広く学ぶプログラムとして「国際看護学セミナー」、「キャリアアップ実習(英国)」、「英語教育」、「短期海外研修」の充実をはじめとした多彩な国際交流プログラムにより、国際的な支援活動や看護のあり方について学ぶ環境の充実を図っています。