ナースの魅力発信

CROSS TALK.1メンバー

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Uさん

福井大学医学部附属病院
職歴5年

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Nさん

済生会病院
職歴22年

CROSS TALK.2メンバー

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Tさん

若狭高浜病院
職歴4年

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Mさん

福井県立病院
職歴11年

CROSS TALK.1

Q1

看護師になるきっかけ・動機は?

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Uさん

中学生のときに、手に職のある職業、看護師になりたいと思っていました。もともと子どもが好きだったので、高校時代には、助産師にあこがれるようになりました。
幅広い分野で仕事をすることを考えて、看護師と助産師の両方の資格を取得することが出来る福井大学に進学しました。
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Nさん

小さいころは介護や福祉の仕事に興味があったけれど、友人の母親から「看護師になった方がいい!」と言われ、その道へ進みました。実は、血を見ることも苦手だったのですが、看護師の職業に就くことができましたよ。
当時、男性の看護師はまだまだ少数で、患者さんから、注射でさえも、男性より女性の看護師を求められることが圧倒的に多かったので、ちょっと肩身が狭かったですね。

Q2

看護師になるまでに苦労したことはどのようなことでしたか?

対談風景
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Nさん

やっぱり学生時代の看護実習が一番つらかったですね。当時は、調べものやレポートを、自宅へ持ち帰って、徹夜でこなすという毎日でした。辛い実習を一緒にやった同期の仲間とは今でも連絡をとったりしていますね。
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Uさん

私の場合、助産師の実習をしながら、看護師と助産師の国家試験の勉強をしなければいけないことが、とてもつらかったです。
でも辛い実習も、同じグループの仲間たちと一緒に支えあって乗り越えられました。
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Nさん

看護実習がつらいとは言っても、看護師は患者さんの命と向う仕事で、ちょっとしたミスが命に関わることもあることから、現場での実習が厳しいのはわかっていました。
今は学生への指導もより丁寧になってきていると感じます。学校の先生や実習先の病院の看護師みんなで、学生を育ててという雰囲気があります。

Q3

看護師の仕事にやりがいを感じるのは、どのようなときですか?

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Uさん

妊婦さんが、様々な思いを抱えながら妊娠・出産を乗り越えて、退院する時には笑顔で赤ちゃんを抱っこする姿を見ると嬉しいです。
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Nさん

患者さんの退院調整をしていると、病気が治った患者さんが、これから地域(在宅)でどのような生活を送るのかを、施設やデイサービスといった関係機関と調整して、患者さんの家族から喜ばれると、とてもうれしいですね。 いろいろと苦労はありますが、一番やりがいを感じています。

Q4

何か感動したエピソードや失敗談があれば教えてください。

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Nさん

点滴をして、ほとんど寝たきり状態の重症患者さんから、ある日の夕方「これが最後だから、病院周辺へ散歩に行って、外の空気を吸いたい。」と言われました。医師の許可をもらい、帰り支度をしていた日勤の看護師達も帰り支度を止めて総動員で、ストレッチャーに乗った患者さんと一緒に、病院の周り散歩しました。
患者さんはその翌日に他界されてしまい、この日の散歩は本当に最後の散歩となってしまったのですが、その患者さんの希望であった最後の散歩を病院の看護師のみんながお手伝い出来たことにとても感動しています。
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Uさん

妊婦さんが、その時に感じている事や痛みの強さを同じ程度感じることは難しいため、妊婦に寄り添った声かけやケアができているか不安を感じることもあります。

Q5

みなさんは休みのとき、どのようなことをされていますか?

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Uさん

休みの日は、友達と旅行に行ったり、食事や飲みに行ったりしています。
ひとりでヨガや岩盤浴へ行って、何も考えない時間を過ごすこともあります。
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Nさん

日曜日なら、もっぱら家族サービスですね。平日休みでひとりのときは、ジム通いや家庭菜園にいそしんでいます。

Q6

これからどのような看護師を目指したいですか?

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Uさん

常に広い視野で、どのような時でもどのような病状の患者さんであっても、前向きな声かけができる看護師になりたいです。
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Nさん

この仕事をしていると、患者さんや家族から苦情を受けることもあるのですが、そのときにすぐに前に出て、「これは私の仕事です」と言ってくださる看護師長さんがいました。
管理職として、とても辛い立場だったと思いますが、私もそのような看護師になりたいと思っています。
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CROSS TALK.2

Q1

看護師になるきっかけ・動機は?

対談風景
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Mさん

私は中学生のころに、祖母が病気で長期入院することがあり、お見舞いで病院に行く機会がありました。
そこで、看護師の働く姿を見て「看護」という仕事に興味を持ちました。そのうえ、叔母が看護師をしていて、自分の一番身近にあった職業が看護師だったと思います。母親からも、女性が何か手に職をつけることが大事だと言われていて、自然と看護師を目指すことになったのですが、今思えば、ありがたかったですね。
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Tさん

私は小さいころから医療ドラマが好きで、医療ドラマを見ていて、何となく看護師という仕事への憧れがありました。また、小学生のころに祖父が倒れて入院した時に、初めて実際に自分の目で、病院で働く看護師の姿を見て、自分も看護師を目指そうと思いました。

Q2

看護師になるまでに苦労したことはどのようなことでしたか?

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Mさん

そうそう。毎日、受け持ち患者さんの病状を把握して、看護計画を立てるのですが、病気や治療法を調べ、患者さんかが少しでも自分らしい快適な生活を送ることができるには、どのような看護ケアが必要か考える課題が出るので、調べて、翌日に臨むという繰り返しでしたね。課題と実習が1週間とか続くので、とても辛かったですね。
私の場合、東京の看護専門学校でしたので、他に逃げ道はなくて、学校に入学したからには「卒業したい」という気持ちで乗り越えた気がします。
私が学生として実習に行っていたときは、患者さんへの声掛けですら戸惑いがありましたし、患者さんから関りを拒否されて、とても傷ついたことを思い出します。実習をこなすことに一生懸命になっていて、患者さんの辛さを理解する余裕がなかったんだと思います。
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Tさん

やっぱり、私も神戸の学校時代の看護実習がとても辛かったですね。

Q3

看護師の仕事にやりがいを感じるのは、どのようなときですか?

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Mさん

患者さんやその家族の心のよりどころとなれるような看護師でありたいと思っています。家族や誰にも相談できないことを、看護師の自分にだけ話をしてくれて、ちょっと気持ちが楽になったと言ってもらえたり、頼られたりすると、その患者さんのために何とかしてあげたいという気持ちが込み上げてきます。
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Tさん

「看護師さんはいつも忙しそうだから」と、患者さんがなかなか看護師に声をかけづらい中で、私は、自分から患者さんに積極的に声をかけることが大切だと思っています。
患者さんが、不安そうな顔をされている時は、こちらから声かけをし、話をお聞きするようにしています。話し終えた時、気持ちが落ち着いてすっきりしたと喜んでもらえると、こちらもうれしいですね。

Q4

何か感動したエピソードや失敗談があれば教えてください。

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Mさん

エピソードではないのですが、救急医療の現場にいると、日々人間の生と死に直面していて、人間の命はとてもはかないな!と思う反面救急措置を施すことで、こんなに回復するのかと驚くこともしばしばですね。人間らしさを肌で感じることが出来る、日常生活では経験することができないことも経験することができる職業だと思います。
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Tさん

ALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者さんが、今まで出来ていたことが出来なくなっていくことにショックを受け、この先どうなるのだろうと悩んでいらっしゃったのですが、看護師としてゆっくり時間をとってお話をお聞きすると、いろいろなことを話してくださいました。
残念ながら、この患者さんは他界されたのですが、患者さんのお話を医師や他職種にも伝えながら、患者さんが望む治療や生活を送る中でのお世話をすることが出来ました。今でも、とても印象に残っています。

Q5

看護師を辞めたいって思ったことはありますか?

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Mさん

私の場合、子どもを出産して育休から復帰したとき、辞めたいというよりも、体力的にきついと思いましたね。
通常勤務での復帰でしたので、朝から子どもを保育園へ送り届け、家に帰ると夕飯、入浴という毎日で、こんな生活はとても続けられないなぁと思っていました。
子どもと一緒にいる時間も短くなるので、ちゃんと世話をしてあげられないという負い目を感じる時あります。でも、同じ病院で、仕事と家庭を両立されている先輩看護師さんを見ていると、すごいなぁと思いますよ。
私がいろいろ悩んでいても、夫(家族)や同僚、先輩看護師さんから「(家庭生活のせいで)看護師を辞めるというのは違う。せっかく看護師になったのだから!」「私もそうだったよ!」とアドバイスをもらったり共感してもらえることがあり、今でも続けられていると思います。

Q6

みなさんは休みのとき、どのようなことをされていますか?

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Mさん

看護師は基本シフト勤務なので、年末年始や旧盆とか休みがなく、休みが少ないという印象が強いのではないかと思いますが、実は看護師という職業は、意外に休日が多いと感じています。
お休みのときは家族と過ごす時間が多く、長期休暇を取ることが出来るので、前もって計画して家族旅行などをしています。最近は軽井沢へ家族旅行をして、とても良かったです。
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Tさん

私も、1週間くらいの連続休暇をもらって、旅行に行ったり、神戸の学校時代の友達に会ったりするのが楽しみです。

Q7

これからどのような看護師を目指したいですか?

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Mさん

電子カルテだけでなく、実際の患者さんをよく観察して、看護の仕事をするように心がけています。
自分が所属している診療科だけでなく、他の診療科や退院支援のような周りのことにも気を配り、患者さんが求めることに適切に対応できるようになりたいと思っています。
まだまだ未熟なのですが、例えば病状の急変を予測できるよう、患者さんのそばにいて、自分の五感、六感を澄まして対処できるようになりたいです。医師よりも看護師は患者さんと接する時間が長いですから、ちょっとしたことに気づいてあげられるようになりたいと思っています。
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Tさん

毎朝患者さんの情報を収集するときに、今後起こるかもしれないことを予測するように心がけています。
まだまだ先輩達をみていると自分は未熟だと感じるので、もっと広い視点で患者さんと向き合いたいと思います。

Q8

看護師を目指す人たちにかけてあげたい言葉は?

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Mさん

看護師という職業は、日常では体験できないことに直面しますし、いろいろな患者さんと接するので、その意味では人生経験が豊かになる職業であり、人間として成長できる職業だと思います。興味があれば、是非看護師を目指して欲しいですね。
とても楽しい仕事ですよ。
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一緒に福井県で
看護師として
働きましょう!!